|
水中運動を行うにはまず、プールへ行くことからはじめなければならないし、水着になるのが恥ずかしいなど面倒なことがたくさんあります。しかし、それを遙かに上回るうれしい効果が水中運動にはたくさんあります。また、泳げなくても水中でカラダを動かすだけで効果があります。以下に水中運動の特性・効果を簡単にあげるのでご覧ください。
1)水温
人は、何もしなくても水中にいるだけで陸上にいる時よりも多くのエネルギーを消費しています。それは、水と空気の熱伝導率が違うからです。水は空気の20倍も熱を伝えやすい性質を持っています。水が熱を伝えやすい分、水中にいると人間は体温が奪われやすくなるので、体温を一定に保つために陸上にいるときよりも多くのエネルギーを消費することになります。また、プールの水温と体温との差が寒冷刺激となり、血管の収縮、拡張機能を高めます。
2)水圧
水中では水圧が生まれ、陸上にいるときよりも余分な圧力がかかるため、呼吸をするときの動作が大きくなります。一般的には、首まで水中に沈んだ状態は通常に比べ肺活量は約9%減少すると言われています。肺活量が下がっている中、陸上と同じだけの酸素を吸うためには、呼吸に関わる筋肉を活発に動かさなくてはなりません。さらに、泳いでいるときは、水中で鼻から息を吐き、顔を上げたときに口で吸うという動きを繰り返しています。したがって、呼吸筋が鍛錬され心肺機能が向上します。
3)浮力
水中では浮力のため重力がかかりません。よって、カラダ全体への負担が少なく、関節に痛みを抱えている人でも、陸上に比べてラクにカラダを動かすことができます。肥満の人や中高年齢者、身体に障害を持った人、腰痛・膝痛の人たちのリハビリテーションとして最適です。
4)抵抗・運動形態
水の抵抗は空気中に比較して非常に大きく、カラダ全体にかかってきます。泳がずに水中で歩いているだけでも、全身を使うことができ、運動強度が高くない分、長時間連続してできるのが特徴です。よって、水泳・水中運動はエネルギー消費量の高い有酸素運動ということになります。さらに、腕、脚、腹筋など全身の大筋群を使用する運動のため、バランスのとれたカラダをつくるのに最適な運動であるといえます。また、水泳は水平位で行うので脚や下半身のうっ血がとれ爽快になります。
以上のことから水泳・水中運動は幼児から高齢者まですべての年齢層に適している運動といえます。
是非、水泳・水中運動で体力の維持・向上をはかっていただき、いつまでも若く・健康にそして、趣味やスポーツをいつまでも楽しまれることを願います。
カラダは鍛えないと年齢と共に弱くなり衰える一方です。
運動は苦手と言う方も、陸上運動より負担の少ない水中運動で運動を始めてみてはいかがでしょうか!!

|